【VocalShifter】VocalShifter式調声(音程合わせ)のやり方
↓の動画では果穂パート(人力ボカロ)の一部と、冬優子パート(間奏部分)の全部をこの記事の方法で調声しました。
目次
- 手順0:用意するもの
- 手順1:VocalShifterで調声前の音声、原曲の音声を読み込む
- 手順2:調声前の音声、原曲の音声をダブルクリックしてピッチ編集画面を開く
- 手順3:原曲の音声のピッチをコピーする
- 手順4:調声前の音声にピッチをペーストする
- 手順EX:調声のクオリティを上げるには?
手順0:用意するもの
・調声前の音声
発音タイミングだけ合わせた状態の音声.wavファイルを用意してください。
音声の切り貼りをしたり、自分で歌ってみたりして作成してください。
音痴の状態で問題ありません。
・原曲の音声
ボーカルのみの音声.wavファイルを用意してください。
UTAUやNEUTRINOで歌わせたり、Spleeterや歌声りっぷを使用したりして作成してください。
・VocalShifter
無料版でも可能です。
フォルマント(声質)維持のピッチ修正に対応。
↓URLからDLできます。
手順1:VocalShifterで調声前の音声、原曲の音声を読み込む
↓画像のようにVocalShifterに調声前の音声、原曲の音声をD&Dして読み込みます。
.wavファイルのサンプル周波数が違うため読み込めないと言われた場合、
一度、AudacityやREAPER等の.wav出力可能なツールで調声前の音声、原曲の音声とも読み込んで片方ずつ.wavファイルで出力すれば解決します。
手順2:調声前の音声、原曲の音声をダブルクリックしてピッチ編集画面を開く
↓画像のピッチ編集画面を開きます。
手順3:原曲の音声のピッチをコピーする
ピッチ編集画面で編集→全て選択を選び、原曲の音程をコピーします。
手順4:調声前の音声にピッチをペーストする
ピッチ編集画面で音程をペーストすれば調声終了です。
手順EX:調声のクオリティを上げるには?
①「調声前の音声」を作成し直す
調声前の音声と、調声後の音声に大きなピッチ差があると調声のクオリティが下がります。
別の音声の切り貼りをしたり、再度自分で歌い直したりして作成し直してください。
②REAPERでピッチをある程度修正する
VocalShifterのピッチ修正よりも、REAPERのピッチ修正の方がフォルマント(声質)維持の質が高いです。
↓記事を参考にしてREAPERでのピッチ修正をある程度行い、音声編集後にこのVocalShifter式調声を試してください。
③原曲とは違う音程で妥協する
原曲と同じ音程でなくても、聞いていて違和感の少ない音程に調声して妥協します。
音程が違うのはアレンジです。と言い張りましょう。
この方法を使用すると、歌うボイスロイドを作ったり、UTAU無しでゆっくりに歌わせたりすることもできます。
100%これで調声して人力ボカロと宣言しても、人力(で発音タイミングを合わせた)ボカロだから何も問題ないな!
あさひパートの人力ボカロ作成方法の記事はこっち↓
↓記事の方法を利用して歌わせる記事はこっち
↓動画で使用した方法の説明記事一覧