【Gimp】シームレスマッチョ画像を作る
↓のようなシームレスな無限マッチョ画像が作りたい。
そんなあなたのための記事です。
画像は↓からいただきました。
- ①シームレス化でワンボタンシームレス(上下左右シームレスマッチョ)
- ②Resynthesizeでワンボタンシームレス(上下シームレス、左右シームレス、上下左右シームレスマッチョ)
- ③Resynthesizeで手動シームレス(上下シームレス、左右シームレス、上下左右シームレスマッチョ)
- ④鏡写し画像で手作業シームレス(上下シームレス、左右シームレス、上下左右シームレスマッチョ)
- おまけ:Resynthesizeでマッチョを消す
- 終わりに
①シームレス化でワンボタンシームレス(上下左右シームレスマッチョ)
・利点:ワンボタンなので楽
・欠点:上下左右シームレスのみ対応。画像を透かしてシームレス化する処理のため、自分の思い通りのシームレス化はできない。
フィルター→マップ→シームレス化をクリックするだけ。
↓こうなります。
シームレスかどうか確認するには、フィルター→マップ→並べるで画像を倍にすれば確認できます。
縦横2倍にして並べると、うーん確かにシームレスマッチョ。
海の中から出たマッチョみたいで神々しい。
②Resynthesizeでワンボタンシームレス(上下シームレス、左右シームレス、上下左右シームレスマッチョ)
・利点:ワンボタンなので楽。上下、左右、上下左右のシームレス全てに対応。
・欠点:機械学習使用のため、運要素が大きい。画像サイズを半分にしてシームレス化するような処理のため、自分の思い通りのシームレス化はできない。
この方法をやりたい場合は、GIMP用のResynthesizerプラグインをダウンロードしてインストールしておいてください。(Macでも使用可能)
フィルター→マップ→Resynthesizeを選ぶと↓の画面が出ます。
Outputのチェックボックスは大体以下のことを指しています。
・Make horizontally tileable:水平(左右)にシームレス化する
・Make vertically tileable:垂直(上下)にシームレス化する
・Fit output to bordering pixels:選択範囲の周辺と合わせる
今日は、水平(左右)にシームレスマッチョ、かつ、選択範囲の周辺と合わせたい気分なので、
「Make horizontally tileable」「Fit output to bordering pixels」にチェックを入れてOKを押します。
なんかAIの筋肉足りてないなと思ったら、Tweaksで機械学習もいじりましょう。
これでOKを押すと画像作成が始まります(私の環境だと作成完了まで1分くらい。筋トレして待ちましょう)。
実行する度に出力画像が変化します。いいシームレスマッチョができるまで粘りましょう。
シームレスかどうか確認するには、フィルター→マップ→並べるで画像を倍にすれば確認できます。
横4倍にして並べると、うーん確かにシームレスマッチョ。
③Resynthesizeで手動シームレス(上下シームレス、左右シームレス、上下左右シームレスマッチョ)
・利点:上下、左右、上下左右のシームレス全てに対応。自分の好きな場所をシームレス化できる。
・欠点:機械学習使用のため、思い通りにいかないこともある。
画像は↓からいただきました。
まず、フィルター→マップ→並べるで横2倍にします。
矩形選択で、シームレスにしたい範囲を選択します。
フィルター→マップ→Resynthesizeの「Fit output to bordering pixels」にチェックを入れて、OKを押すと、
それとなくシームレスにしてくれます。(肘からハートが出ているのも機械学習の結果)
レイヤー→レイヤーサイズの変更で幅を半分にし、オフセットをいじって画像の中央になるくらいに持ってきます。
サイズ変更した画像を再度フィルター→マップ→並べるで横2倍にすると、うーん確かにシームレスマッチョ。
④鏡写し画像で手作業シームレス(上下シームレス、左右シームレス、上下左右シームレスマッチョ)
・利点:上下、左右、上下左右のシームレス全てに対応。自分の好きな場所を好きなようにシームレス化できる。
・欠点:手作業なので時間がかかる。センスが問われる。
画像は↓からいただきました。
レイヤーの複製、鏡像反転、移動を駆使し、鏡写し画像を作る(この時、鏡写し同士の画像が少し重なるようにする)。
上に重ねている方の画像を消しゴムで違和感のないようにいい感じに消します。
すると、↓のように繋ぎ目のわからないシームレス画像が完成します。
もしも無限に連なるシームレスマッチョ画像にしたいという場合は、もう一度この④の手順を繰り返してもう片方の端をシームレス化させてから画像サイズを調整することで作成できます。
おまけ:Resynthesizeでマッチョを消す
・利点:ワンタッチノーマッチョ。
・欠点:マッチョではない。
Resynthesizeを使用すると、簡単にマッチョを消すことができます。
マッチョを選択し、
フィルター→マップ→Resynthesizeの「Fit output to bordering pixels」にチェックを入れて、OKを押すと、
マッチョが跡形もなく消えます。
終わりに
この記事の手法は、動画で使用した方法でしたが、マッチョに応用してみました。
皆さんもフリーマッチョ素材を使用して、ナイスマッチョな画像を作ってみてはいかがでしょうか。
↓動画で使用した方法の説明記事一覧