【Gimp】シームレスマッチョ画像を作る
↓のようなシームレスな無限マッチョ画像が作りたい。
そんなあなたのための記事です。
画像は↓からいただきました。
- ①シームレス化でワンボタンシームレス(上下左右シームレスマッチョ)
- ②Resynthesizeでワンボタンシームレス(上下シームレス、左右シームレス、上下左右シームレスマッチョ)
- ③Resynthesizeで手動シームレス(上下シームレス、左右シームレス、上下左右シームレスマッチョ)
- ④鏡写し画像で手作業シームレス(上下シームレス、左右シームレス、上下左右シームレスマッチョ)
- おまけ:Resynthesizeでマッチョを消す
- 終わりに
①シームレス化でワンボタンシームレス(上下左右シームレスマッチョ)
・利点:ワンボタンなので楽
・欠点:上下左右シームレスのみ対応。画像を透かしてシームレス化する処理のため、自分の思い通りのシームレス化はできない。
フィルター→マップ→シームレス化をクリックするだけ。
↓こうなります。
シームレスかどうか確認するには、フィルター→マップ→並べるで画像を倍にすれば確認できます。
縦横2倍にして並べると、うーん確かにシームレスマッチョ。
海の中から出たマッチョみたいで神々しい。
②Resynthesizeでワンボタンシームレス(上下シームレス、左右シームレス、上下左右シームレスマッチョ)
・利点:ワンボタンなので楽。上下、左右、上下左右のシームレス全てに対応。
・欠点:機械学習使用のため、運要素が大きい。画像サイズを半分にしてシームレス化するような処理のため、自分の思い通りのシームレス化はできない。
この方法をやりたい場合は、GIMP用のResynthesizerプラグインをダウンロードしてインストールしておいてください。(Macでも使用可能)
フィルター→マップ→Resynthesizeを選ぶと↓の画面が出ます。
Outputのチェックボックスは大体以下のことを指しています。
・Make horizontally tileable:水平(左右)にシームレス化する
・Make vertically tileable:垂直(上下)にシームレス化する
・Fit output to bordering pixels:選択範囲の周辺と合わせる
今日は、水平(左右)にシームレスマッチョ、かつ、選択範囲の周辺と合わせたい気分なので、
「Make horizontally tileable」「Fit output to bordering pixels」にチェックを入れてOKを押します。
なんかAIの筋肉足りてないなと思ったら、Tweaksで機械学習もいじりましょう。
これでOKを押すと画像作成が始まります(私の環境だと作成完了まで1分くらい。筋トレして待ちましょう)。
実行する度に出力画像が変化します。いいシームレスマッチョができるまで粘りましょう。
シームレスかどうか確認するには、フィルター→マップ→並べるで画像を倍にすれば確認できます。
横4倍にして並べると、うーん確かにシームレスマッチョ。
③Resynthesizeで手動シームレス(上下シームレス、左右シームレス、上下左右シームレスマッチョ)
・利点:上下、左右、上下左右のシームレス全てに対応。自分の好きな場所をシームレス化できる。
・欠点:機械学習使用のため、思い通りにいかないこともある。
画像は↓からいただきました。
まず、フィルター→マップ→並べるで横2倍にします。
矩形選択で、シームレスにしたい範囲を選択します。
フィルター→マップ→Resynthesizeの「Fit output to bordering pixels」にチェックを入れて、OKを押すと、
それとなくシームレスにしてくれます。(肘からハートが出ているのも機械学習の結果)
レイヤー→レイヤーサイズの変更で幅を半分にし、オフセットをいじって画像の中央になるくらいに持ってきます。
サイズ変更した画像を再度フィルター→マップ→並べるで横2倍にすると、うーん確かにシームレスマッチョ。
④鏡写し画像で手作業シームレス(上下シームレス、左右シームレス、上下左右シームレスマッチョ)
・利点:上下、左右、上下左右のシームレス全てに対応。自分の好きな場所を好きなようにシームレス化できる。
・欠点:手作業なので時間がかかる。センスが問われる。
画像は↓からいただきました。
レイヤーの複製、鏡像反転、移動を駆使し、鏡写し画像を作る(この時、鏡写し同士の画像が少し重なるようにする)。
上に重ねている方の画像を消しゴムで違和感のないようにいい感じに消します。
すると、↓のように繋ぎ目のわからないシームレス画像が完成します。
もしも無限に連なるシームレスマッチョ画像にしたいという場合は、もう一度この④の手順を繰り返してもう片方の端をシームレス化させてから画像サイズを調整することで作成できます。
おまけ:Resynthesizeでマッチョを消す
・利点:ワンタッチノーマッチョ。
・欠点:マッチョではない。
Resynthesizeを使用すると、簡単にマッチョを消すことができます。
マッチョを選択し、
フィルター→マップ→Resynthesizeの「Fit output to bordering pixels」にチェックを入れて、OKを押すと、
マッチョが跡形もなく消えます。
終わりに
この記事の手法は、動画で使用した方法でしたが、マッチョに応用してみました。
皆さんもフリーマッチョ素材を使用して、ナイスマッチョな画像を作ってみてはいかがでしょうか。
↓動画で使用した方法の説明記事一覧
【Unity】プログラミングなしでMV動画を作る
この記事は↓動画で使用した動画作成方法を解説する記事です。
筆者のPC環境はMac、Unity3Dのバージョンは2019.4.19f1です。
①この記事は?
Unityで音楽に合わせてキャラを動かし、Unityで動画出力までを行う方法を解説する記事です。
私は普段の動画作成ではAviUtl、iMovie、Filmoraを使い分けて動画作成していますが、
今回の動画のような、2キャラ以上が細かく動く動画ということになるとUnityの方が早くて楽と思い、この作成方法になりました。
ちなみに、この解説記事ではプログラミングを一切やりません。
②MVを作る
⑴Timelineを作る
Projectのどこかのフォルダ内で右クリック(↓画像だとAssetsフォルダ内で右クリ)→Create→TimeLineをクリックしてTimelineを作ります。
↓画像だとTaberungoがTimeline
⑵Timeline、動かす予定のものを全てHierarchyに入れる
TimelineをHierarchyにドラッグ&ドロップし、Timelineの子になるように動かす予定のものをD&Dします。
↓画像だとTimeline=Taberungo、動かす予定のもの=akari,ringoro
⑶Timelineタブを出す
TimelineオブジェクトのInspector/Playable Director/PlayableのTimelineをダブルクリックし、
(↓画像だとTaberungo (TimelineAsset)をダブルクリック)
Timelineタブを出します。
↓画像のようにSceneの隣にTimelineタブが出現する
⑷Timelineに音楽ファイル、Timelineオブジェクトを追加する
Timeline画面にD&Dで音楽ファイルを追加し、TimelineオブジェクトをD&D→Add Animation Trackで追加して↓画像のようにします。
⑸Animation Windowを出す
赤丸を押して↓画像のようにRecordingにして、
どこでもいいのでTimelineオブジェクトを編集します。
(↓画像だとRotation.Yを0→1に編集)
赤丸を押してRecordingを解除すると、Timelineオブジェクトのところに↓画像のように灰色の◆が追加されます。
この状態で◆が追加された部分をダブルクリックすると、
↓画像のAnimation Windowが出ます。
⑹Add Propertyで動かしたいものを音楽に合わせて動かす
Add Propertyをクリックすると↓画像のように動かしたいものが全てあるので、再生ボタン▶︎で音楽を確認しつつ好きなように追加・編集します。
移動・回転・サイズ変更に加え、画像変更・色変化までInspector上でできることならほぼ全てのことがこの画面だけできるので↓画像のようにやりたい放題できます。
⑺歌詞はControl Trackで制御
Animation Windowではtextの変更ができないようなので、Control Trackで表示を切り替えることで歌詞表示を制御します。
(↓画像だとControl Trackの1,2,3,4,5が歌詞部分)
こうして出来上がったのが↓動画になります。
③MVを出力する
⑴インストールする前に
私の環境ではerror CS0122が大量に出ていたので↓URLの対応をしました。
この対応をするとインストールしたUnity Recorderが消えるのでこっちを先に行うべき(経験談)。
私がやったことは、manifest.jsonをファイル名で検索して削除したことだけ。
⑵Unity Recorderをインストールして録画
元々アセットストアからインストールするツールだったらしいけど、
パッケージマネージャーに移動したそうなので↓記事を参考にインストールする。
※私の環境ではInstall後、Unityの再起動を行わないとWindow/General/Recorder/Recorder Windowが表示されなかった。
今回、Timelineで動画素材を作ったため「START RECORDING」を押した瞬間、自動でTimelineが再生されるので、任意のタイミングで「STOP RECORDING」するだけで録画完了。
あとは録画した動画をYoutubeとかニコニコ動画とかの動画サイトに投稿するだけ。
今回、録画した結果、音と映像がずれていたので、音楽と映像の合成はiMovieで行なっています。
この記事の方法は3Dモデルを使用したMVを作る時にも使用できるけど、xx界隈のドット絵系MVとか、すべあな界隈の文字送り系MVとか、ボカロ界隈の差分が字幕表示のMVとか、たべるんごとかのデレステ風MVとか、プリコネの2Dキャラ動かす感じのMADとかその辺はAviUtlを使うよりもUnityを使うこの方法の方が早く作れる気がする。
音MADやMVを作るならUnityで作ってみてもいいんじゃないでしょうか。
↓動画の音声作成方法の解説記事はこっち
5音だけでキャラに歌わせる
この記事は、1キャラの「あいうえお」の5音さえあればそのキャラが歌ってるように聞こえるかもという
↓動画で使用した音声の作成方法を解説する記事です。
①この方法をすることになった経緯
ある時、私はデレステの「Brand new!」のコミュで出てきた5人に「たべるんごのうた」を歌わせる動画を作りたいなと思った。
歌わせる方法として人力VOCALOIDを考えたが、以下の2つ理由から無理という結論になった。
①前に人力ボカロを作った時、抜き出した音声素材は2人分で約400個。今回の場合だと5人なので、概算音声素材約1000個で多すぎてやりたくない。
②歌わせたい5人(辻野あかり、砂塚あきら、桐生つかさ、夢見りあむ、白菊ほたる)は声が最近付いたキャラばかりで、音声素材を1人200個確保することは不可能。
なので私はこうすることにした。
人力ボカロやUTAUで使われている手法「子音結合」を使用し、「他人の子音」に「歌わせたいキャラの母音(アイウエオの5音)」をくっ付ければいいんじゃないか?と。
それを実践したのが今回の動画だ。
また、今回の手法は「他人の子音」に「歌わせたいキャラの母音」をくっ付ける手法ではあるが、一般的な人力VOCALOIDの「1キャラ音声のみの人力ボカロ」でも応用可能な方法を合わせて説明するため、本記事では人力ボカロという言葉の検索除けはしていない。
②「他人の子音」に「歌わせたいキャラの母音」をくっ付けるとどうなる?
疑問の答えは↓の研究にある。
(PDF) 子音部・母音部の入れ替えが個人性知覚に及ぼす影響について
読むのが面倒という人用に、上の研究の概要と結論をざっくり書くと、
研究の概要は「子音と母音の発音者が違うと、どっちの発音者の声に聞こえるの?」というもので、
研究の結論は「母音の発音者の声に聞こえる」ということで終わっている。
つまり、「他人の子音」に「歌わせたいキャラの母音」をくっ付けるとどうなる?
というと、「歌わせたいキャラの声に聞こえる」ということである。(よし、楽しく話せたな)
③どうやってこの手法を実現させるか
動画の音声は↓の流れでこの手法を実現させている。
⑴NEUTRINOで仮歌を作る
⑵Audacityで5人の5音(あいうえお)を抜き出す
⑶Audacityで「⑵」の音声を並べる
⑷VocalShifterで「⑴」と「⑶」の音程を揃える
⑸Audacityで子音発音者がNEUTRINO、母音発音者が5人になるようにする
それぞれの工程の詳細については次の項目で説明する。
⑴NEUTRINOで仮歌を作る
NEUTRINOで東北イタコ、東北きりたんに「たべるんごのうた」を歌ってもらいます。
私の超低スペックノートPCでも大丈夫な、NEUTRINOに歌わせる時の手順を簡単に紹介。
手順1:ネットに落ちている「たべるんごのうた」のMIDIを参考にしつつ、MuseScore上で↓のように歌詞付きで打ち込む(この時、前後に全休符を付けておく)
手順2:musicxml形式でエクスポートする
手順3:GoogleドライブにNEUTRINO(オンライン版)を入れておき、musicxmlを入れるフォルダに手順2のファイルを入れる
手順4:Googleドライブ上でNEUTRINO.ipynbを開き、Colaboratory上で実行する
手順5:outputフォルダに出力されたnsfファイルを聞いてみて、音割れがなければ完成!
NEUTRINOでなくても、UTAUやボーカロイドで多分代用可能。
音割れが多少あってもなんとかしたい場合は↓記事を試す。
⑵Audacityで5人の5音(あいうえお)を抜き出す
Audacityで「Brand new!」5人の5音(あいうえお)を抜き出します。
手順1:↓記事の方法で5人の「あいうえお」を出来るだけ多く抜き出す(今回の動画用に抜き出した数は5人分合わせて270音くらい)
【UTAU】UTAU式人力ボカロ作成手順まとめ#手順1:あいうえおだけ音声抜き出しする
手順2:↓記事の「真っ直ぐなオレンジ線」が表示される音声を選別する
【UTAU】UTAU式人力ボカロ作成手順まとめ#UTAUで抜き出した音声を全て原音設定する
手順3:選別した音声をUTAUで歌わせてみて、もっとも聞こえの良い「あいうえお」を5人分選ぶ(この時、1人分の音声は音程の近い音声を選ぶようにする。また、調声はVocalShifterでやるので、UTAUに入れたことでキャラの声の特徴が消えても気にしないようにする。)
⑶Audacityで「⑵」の音声を並べる
Audacityで⑴の母音発音タイミングに合うように、⑵で抜き出した音声を並べます。
Reaperで並べてもいいけど、↓記事の設定にしておけば子音と母音の境がわかりやすいのでAudacityを使用。
手順1:↓記事を参考に、子音と母音の境を知っておく
手順2:Audacityを利用して↓画像のように、⑴で作成した音声(トラック:itako1.00)の子音と母音の境をラベルで区切り(ラベルトラック)、⑵で作成した音声(トラック:a,i,u,e,o)を並べて、母音部のみ(taberungoならaeuo)の音声ファイル出力をする
1キャラ音声のみの人力ボカロの場合、音声ファイルを並べて子音部のみ(taberungoならtbrng)の音声ファイルを出力しておきます。
⑷VocalShifterで「⑴」と「⑶」の音程を揃える
手順1:↓記事を参考にして⑴の音程に合うよう、⑶の音程を調声する
【VocalShifter】VocalShifter式調声(音程合わせ)のやり方
手順2:手順1で調声した音声全体のピッチを上下させ、音声が綺麗に聞こえる音程に調声する(どうしても音声が綺麗にならずに壊れる場合は、手順1参考記事の手順EXを行う)
手順3:⑴の音程を手順2の音程に合うように、⑴の音声全体のピッチを上下させる
1キャラ音声のみの人力ボカロの場合、子音部のみの音声ファイルも手順3で、手順2の音程に合うよう調声しておきます。
⑸Audacityで子音発音者がNEUTRINO、母音発音者が歌わせたいキャラになるようにする
Audacityで子音発音者がNEUTRINO、母音発音者が「Brand new!」5人になるようにサウンド編集します。
手順1:⑶手順1を思い出し、子音と母音の境を知っておく
手順2:↓画像のように子音発音者が⑷手順3の音声(調声後NEUTRINOの音声)、母音発音者が⑷手順2の音声(調声後「Brand new!」5人の音声)になるようにサウンド編集し、5人分の合成音声を作成すれば完成!
1キャラ音声のみの人力ボカロの場合、調声後NEUTRINOの代わりに、調声後の子音部のみの音声ファイルを使用します。
また、今回の動画音声では以下の対応もしています。
・あかり、あきら、つかさ、ほたるは東北イタコの音声を合成。
・りあむは東北きりたんの音声を合成。
・ToWhisperToneを使用してほたる用の東北イタコの音声をかすれ声に修正。
・NEUTRINOの設定FormantShiftを使い、出力音声のフォルマント周波数を変化させ、合成先のキャラの声質に近づける。
・GarageBandのライブラリ/Voice/Natural Vocalでそれとなく調声。(ディエッサー、コンプレッサー、エコーとかかかってる)
④終わりに
今回の動画音声作成で使用した手法は、人力ボカロやUTAUで使われている子音結合と、音声学の研究とを合わせた手法だったが、
↓動画が人力ボカロなのかと言うと微妙なところだ。
この記事を書いた段階では、人力ボカロは1キャラの音声で作らなければいけないという決まりはないし、今回の動画音声を人力ボカロであると言い切ることも可能ではある。
しかし、後々議論があって人力ボカロの定義が決まるかもしれないし、そうでないかもしれない。
なので、どちらに転んでも大丈夫なように動画のタイトル・説明文には「人力ボーカロイド」という言葉を入れていないし、タグ「人力ボーカロイド」をロックしない対応を取っている。
このやり方ならVtuberだろうがアニメのキャラだろうがゲームのキャラだろうが「あいうえお」さえあればそのキャラっぽく歌わせることができてしまうのだな
これを知った他の人がもっとすごいやり方を考えてくれないかなー
↓動画のMV作成方法の解説記事はこっち
↓人力ボカロ動画を作った時の解説記事一覧はこっち
【GarageBand】ループの速度を変更する方法
この記事は↓動画で使用した方法を解説する記事です。
ラスサビ手前で「シュワ〜⤵︎」「シュワ〜⤴︎」という感じのだんだん下がる、だんだん上がるエフェクトが欲しかったのでGarageBandでそれっぽいループ素材(Apple Loops)を追加したのですが、速度が全然欲しかったものと違いました。
GarageBand上でそのループ速度を変える方法があったので、そのやり方を説明します。
この記事の方法は、標準のループソフトデータのみ対応の方法です。
①ループを追加する
GarageBand画面右上にあるΩみたいな感じのクルリと丸まっているマークをクリックして、ループブラウザを開き、
ループパックから自分の好きな追加したいループを選んで、
トラックにD&Dして好きな位置にループを追加します。
私が動画で使ったエフェクトは上記のエフェクトで、
「シュワ〜⤵︎」という感じでだんだん下がる用に「Laser Noise Effect 03」、
「シュワ〜⤴︎」という感じでだんだん上がる用に「80s Synth FX Riser 01」
を使いました。
②Flexを表示する
速度変更したいループを選んで、↓のエディタ画面(波形とかが表示されている画面)を出します。
エディタ画面左上にある↓の「Flexを表示します/隠します」をクリックしてFlexを表示します。
すると、↓のような感じでエフェクトが暗く表示されます。
③Flexを編集する
このFlex画面のどこでもいいので波形部分をクリックすると、
↓のような感じに3本線が追加されます。
そのうち1本選んで、他の2本の線に体当たりするように勢いよくD&Dでぶつけると、
1本にまとめることができる。
この状態で左端にも勢いよくぶつかると。
↓のように、左端にぴったり重なることができる。
この状態で右方向へドラッグすると、
好きなだけ速度を変えることができます。
これでループ速度を自由に変更することができます。
上で説明した通りループ全体の速度変更ができますし、
また、ループの一部だけ速度変更することもできます。
↓のような感じに3本線ができた状態で、真ん中の線を右へ動かすと、
左の囲われた部分は速度が遅く、右の囲われた部分は速度が速くなります。
「勢いよくぶつける」とかGarageBandで遊んでたら運よく見つけたけど、もっとわかりやすいように解説載っけてくれ〜🍎。
【VocalShifter】VocalShifter式調声(音程合わせ)のやり方
↓の動画では果穂パート(人力ボカロ)の一部と、冬優子パート(間奏部分)の全部をこの記事の方法で調声しました。
目次
- 手順0:用意するもの
- 手順1:VocalShifterで調声前の音声、原曲の音声を読み込む
- 手順2:調声前の音声、原曲の音声をダブルクリックしてピッチ編集画面を開く
- 手順3:原曲の音声のピッチをコピーする
- 手順4:調声前の音声にピッチをペーストする
- 手順EX:調声のクオリティを上げるには?
手順0:用意するもの
・調声前の音声
発音タイミングだけ合わせた状態の音声.wavファイルを用意してください。
音声の切り貼りをしたり、自分で歌ってみたりして作成してください。
音痴の状態で問題ありません。
・原曲の音声
ボーカルのみの音声.wavファイルを用意してください。
UTAUやNEUTRINOで歌わせたり、Spleeterや歌声りっぷを使用したりして作成してください。
・VocalShifter
無料版でも可能です。
フォルマント(声質)維持のピッチ修正に対応。
↓URLからDLできます。
手順1:VocalShifterで調声前の音声、原曲の音声を読み込む
↓画像のようにVocalShifterに調声前の音声、原曲の音声をD&Dして読み込みます。
.wavファイルのサンプル周波数が違うため読み込めないと言われた場合、
一度、AudacityやREAPER等の.wav出力可能なツールで調声前の音声、原曲の音声とも読み込んで片方ずつ.wavファイルで出力すれば解決します。
手順2:調声前の音声、原曲の音声をダブルクリックしてピッチ編集画面を開く
↓画像のピッチ編集画面を開きます。
手順3:原曲の音声のピッチをコピーする
ピッチ編集画面で編集→全て選択を選び、原曲の音程をコピーします。
手順4:調声前の音声にピッチをペーストする
ピッチ編集画面で音程をペーストすれば調声終了です。
手順EX:調声のクオリティを上げるには?
①「調声前の音声」を作成し直す
調声前の音声と、調声後の音声に大きなピッチ差があると調声のクオリティが下がります。
別の音声の切り貼りをしたり、再度自分で歌い直したりして作成し直してください。
②REAPERでピッチをある程度修正する
VocalShifterのピッチ修正よりも、REAPERのピッチ修正の方がフォルマント(声質)維持の質が高いです。
↓記事を参考にしてREAPERでのピッチ修正をある程度行い、音声編集後にこのVocalShifter式調声を試してください。
③原曲とは違う音程で妥協する
原曲と同じ音程でなくても、聞いていて違和感の少ない音程に調声して妥協します。
音程が違うのはアレンジです。と言い張りましょう。
この方法を使用すると、歌うボイスロイドを作ったり、UTAU無しでゆっくりに歌わせたりすることもできます。
100%これで調声して人力ボカロと宣言しても、人力(で発音タイミングを合わせた)ボカロだから何も問題ないな!
あさひパートの人力ボカロ作成方法の記事はこっち↓
↓記事の方法を利用して歌わせる記事はこっち
↓動画で使用した方法の説明記事一覧
【AviUtl & MIDITrail】歌に連動する耳ピコ&MIDI映像化のやり方
この記事は↓動画映像の作り方晒し記事です。
①AviUtl:歌に連動して伸縮する耳ピコのやり方
東北イタコの耳素材は↓サイトから拝借しました。
手順1:耳の位置を調整する
↓画像のように丁度真ん中あたりから耳が生えるようにします。
手順2:AviUtlにターゲット(改)を入れる
↓動画のターゲット(改)をAviUtlに入れます。動画もちゃんと見ましょう。
手順3:AviUtlに画像&音声を入れる
↓画像Layer3,4のように画像と音声を入れます。
画像では、GB合成用にGB&黒四角図形を追加していますが、GB合成する必要がないなら要りません。
手順4:画像に音ターゲットを入れる
↓画像のようにアニメーション効果「音ターゲット@ターゲット」を入れ、
↓設定を開いて、【オブジェクト主値】にチェック、オブジェクト反映値にrxを入力、【エフェクト】のチェックを外せば完成です。
私の動画の場合、上記設定以外に↓の設定を変更しました。
①積(1/万)=100.0
②周波数分割N=2
③周波数番号=2
④上限=60
②MIDITrail:MIDI映像化のやり方
その辺のDAWから出力したMIDIをMIDITrailで読み込むと↓のような感じで単色表示になることがあります。
その場合の対応方法を説明します。
手順1:GarageBandで入力した1トラックずつMIDI出力する。
GarageBandを使っていない人はこの手順を飛ばしてください。
↓サイトを見て、GB2MIDIで1トラックずつMIDI出力します。
手順2:REAPERでMIDIを結合する。
既に結合しているMIDIを持っている人はこの手順を飛ばしてください。
REAPERで結合したいMIDIを全て読み込み、↓のMIDIファイルの書き出しでインプットを「Consolidate time:プロジェクト全体」「Consolidate MIDI items:すべて」にしてOKを押してMIDIを出力します。
手順3:標準MIDIファイル出力でMIDIを作成する。
MACならAlchemusica、Windowsならcherryを使用し、
結合しているMIDIを一旦読み込んで標準MIDIファイル出力します。
ただし、↓画像のようにChは自分で設定してください。
手順4:MIDITrailで読み込む。
↓のように色分けされていれば完成です。
音MADで音と映像を連動させるのはフレーム単位の操作とかあって割と面倒だったけど、こういったツール使うなら楽ちん。
↓動画の音声作成記事はこっち
【REAPER】NEUTRINOの機械感&ボカロ感除去、フォール&こぶし追加のやり方
この記事は↓動画の調声晒し記事です。
私は機械学習ガシャで機械感&ボカロ感がゼロのUR東北イタコを出すのは諦めて、
数カ所だけ違和感のあるSR東北イタコをREAPERで調声することにしました。
そのやり方を説明します。
また、この方法なら、歌い終わった音声に対し、後からいくらでも好きなように高品質なピッチ補正ができます。
①NEUTRINOの機械感&ボカロ感除去
手順1:ボリュームエンベロープを開く
↓画像の通り、REAPERで読み込んだNEUTRINOの音声波形を右クリック→Take→テイクボリュームエンベロープを選択します。
手順2:再生して機械感&ボカロ感を感じた箇所を見つける
地道ですが、1音ずつ見つけては修正を繰り返します。
今回私が修正した箇所の特徴として、↓画像の青緑色縦線の位置にある波形部分ような「なだらかな丸みを帯びた波形の中にある凸部分」を機械感&ボカロ感と感じることが多かったです。
手順3:違和感がある箇所のボリュームを調整する
今回、私が機械感&ボカロ感を感じた箇所に対して行ったのはこのボリューム調整だけです。
↓画像のようにポイントを追加して「なだらかな丸みを帯びた波形」になるように修正します。
画像だと関係ない部分もだいぶ削っていますが、耳で聞いてみて違和感がなければ問題ありません。
ポイントの追加方法は、
↓記事のピッチエンベロープでのポイント追加とほぼ同じです。
以上です。
機械感&ボカロ感除去として、私がやったのはこれだけです。
②フォール&こぶし追加
ほんとはNEUTRINO調声支援ツールを使った方がいい気はするけど、私のMacPCだとParallels Desktopとかを試したけれども支援ツールがちゃんと動かせなかった。
なので、↓動画ではNEUTRINO出力の音声をREAPERで修正してフォール&こぶしを追加しました。
フォール&こぶしだけでなく、しゃくり上げの追加や、音程が外れている箇所の修正も同様の手順で行えます。
手順1:ボリュームエンベロープ、ピッチエンベロープを両方表示
①手順1同様、REAPERで読み込んだNEUTRINOの音声波形を右クリック→Take→テイクボリュームエンベロープを選択し、
音声波形を右クリック→Take→テイクピッチエンベロープを選択します。
手順2:Media Item PropertiesのTake pitch shift/time stretch modeを修正
波形をダブルクリックして↓のMedia Item Propertiesを表示させ、Take pitch shift/time stretch modeを好みの値に修正します。
私のオススメ設定は↓の設定「SoloistのSpeech」です。
手順3:ピッチエンベロープを修正する
ポイントを追加して、フォールなりこぶしなりを追加します。
↓画像は私がフォールを追加した際のピッチエンベロープです。
ポイントの追加方法は↓記事を見てください。
手順4:ボリュームエンベロープを修正する
ピッチエンベロープを修正した音声を耳で聞くと、違和感を感じる場合があります。
その場合はボリュームエンベロープも修正します。
なだらかな丸みを帯びた波形になればいい感じになります。
↓画像は私がこぶしを追加した際のボリュームエンベロープ、ピッチエンベロープです。
最終的に私が↓動画で修正した箇所は、機械感&ボカロ感除去箇所が4箇所でした。
(フォール&こぶし追加箇所は10箇所)
ボーカロイドの調教とか、人力ボカロの調声より圧倒的に少ない。
流石NEUTRINO。
↓動画の映像作成記事はこっち